澄田さんは広めたい第5話「プロジェクトセカイのユニット紹介」
はじめまして、はじめではない方はお久しぶりです。澄田兼鈞と申します。
気が向いたらたまにやる、自分が好きなものを紹介する『広めたいシリーズ』のコーナーも、5回目となりました。
今回紹介するものはこちら。
Project SEKAI
COLORFUL STAGE!
feat.初音ミク
SEGAとクラフトエッグからリリースされている、ボーカロイドを題材にしたリズムゲームです。ファンからは『プロセカ』の略称で親しまれています。使用されているボーカロイド曲は原曲そのままのものや、ゲームのオリジナルユニットがカバーしたもの、ゲームのために書き下ろされた曲まで様々な種類の曲があります。
また、ストーリーパートではゲームオリジナルユニットのキャラクター達が織りなす物語も大変素晴らしく、ノベルゲームとしても面白いです。
今回は、そんなプロセカのユニットの面々を紹介していきたいと思います。
目次
物語の鍵を握るvirtual singer達
いわゆるボーカロイドのキャラクター達のことを指す。プロセカに登場するのはクリプトンフューチャーメディア会社製のボーカロイドのみとなっているが、楽曲ではクリプトン製以外のボーカロイドが歌った曲も収録されている。
プロセカのストーリーパートでは主要キャラ達の想いから生まれた『セカイ』と呼ばれる空間に住み、悩める少年少女達を導き成長を促すマスター的なポジションを担っている。また、全員どこかしらの劇中のユニットに出張している。
①キャラクター一覧
ご存知ボーカロイドブームの火付け役となったキャラクターで、ボーカロイド界のピカチュウ的存在。現実世界同様にインターネット上で様々な楽曲を歌う。大好物はネギ。
プロセカのストーリーでは全ての劇中ユニットに出張しており、ユニットのコンセプトに合わせて姿を変えている。
パワフルで元気いっぱいな高音を特徴とする、明るい性格の女性ボーカロイド。鏡音レンとは双子であり、良くケンカをするらしい。でも、レンのことはとても大切に思っている。
プロセカのストーリーにおける出張先のユニットは、アイドルを題材にしたMORE MORE JUMPであり、ミクとセカイの中でよくライブを開いている。
元気いっぱいな少年ボイスが特徴の男性ボーカロイド。一人称は『オレ』。リンとは双子で、よくケンカをするらしい。
プロセカのストーリーにおける出張先のユニットはストリートミュージックが題材のVivid BAD SQUADであり、セカイのカフェでMEIKOにリンとケンカしたことをよく愚痴っている。コーヒーはブラックを頼みたがるなど、背伸びしたいお年頃。
日本語と英語の二カ国語に対応できるバイリンガルな女性ボーカロイド。大人しい性格。
プロセカのストーリーではバンドユニットのLeo/needに出張しており、セカイでミクと一緒にバンド活動をしている。ギターを始め、様々な楽器を演奏できるため、Leo/needのメンバーに楽器を教えることもある。
大人の魅力溢れる歌声が特徴の女性。意外と知られていないことかもしれないが、日本国内で最初に発売されたボーカロイド。初音ミクよりも先輩である。性格は面倒見の良いお姉さんといった感じの人物。
プロセカのストーリーではレンと共にVivid BAD SQUADに出張しており、セカイでカフェを経営している。美味しいコーヒーを淹れてくれる他、スイーツなどの料理も得意とする。
クールボイスが特徴の男性ボーカロイド。落ち着きがあって凛々しいお兄さん。アイスクリームが好きなのはあくまでも二次創作の設定。当然だが衣装に裸マフラーは実装されていない。ソフトの低売り上げからの躍進、10年以上にわたるネタキャラ扱いなど、ボーカロイドの中でも特に波瀾万丈な歴史を歩んできたキャラ。
プロセカのストーリーではミュージカルを題材にしたユニットのワンダーランズ×ショウタイムに出張しており、セカイでミクと共にショーを開いている。また、ショーのシナリオを自ら考えている。
②その他のボーカロイドキャラクターについて
プロセカに登場するボーカロイドキャラクターはクリプトンフューチャーメディア社のキャラのみであるが、楽曲は他社のボーカロイドが歌う曲も収録されている。例えば、GUMIが歌う『Echo』や『フラジール』、IAが歌う『チルドレンレコード』や『六兆年と一夜物語』などもある。その他にも、結月ゆかりの『チュルリラチュルリラダッダッダ』や音街ウナの『ポジティブダンスタイム』などのボイスロイドの曲も収録されており、恐るべき守備範囲を誇る。
③ミク達が住む『セカイ』
プロセカのストーリーに登場する、現世とは別の次元にある謎の空間。劇中の人物からは『異世界』と言い表されることもある。
ミク達曰く『誰かの想いから生まれた場所』であるとのことで、人によってセカイの姿形、情景は変わる。ミク達はそこで本人達に本当の想いを見つけてもらうための手助けをしている。
スマホやパソコンに『untitled』という曲が入ると、それを再生することでセカイに行くことができる。誰かが本当の想いを見つけられると『untitled』がちゃんとした曲名を与えられ、プロセカのユニットストーリーはその『untitled』が本物の歌になるまでがゴールとなっている。
ゲームオリジナルユニット一覧
ミク達とは別のプロセカのオリジナルキャラクター達からなるユニット。全部で5つあり、基本的にミク達を除けば4人ずつの少年少女達からなる。男女混合ユニットも存在し、女性層も意識したメンバーチョイスとなっている。声優陣は「アイドルマスター」シリーズで活躍している面子が何故か多い。
ユニットごとにコンセプトが違い、ユニットごとに別々のストーリーが用意されている。
なお、全員東京都の渋谷に住んでいる。
Leo/need
すれ違いを乗り越えた幼馴染バンド。略称は『レオニ』。プロセカ劇中では唯一のバンドユニット。
幼馴染バンドというコンセプトの通り、全員が小学校からの顔馴染み。ストーリーではメンバー達がすれ違いを乗り越えて友情を取り戻すまでの話を描いており、まさしく青春ドラマといった感じの作風。
①メンバー
星乃一歌(cv.野口瑠璃子)
Leo/needの主人公格でギター担当。クールな印象を受ける見た目とは裏腹に友達想いな優しい少女。中学に上がってから友人達との間に距離ができてしまい、高校に上がってからは幼い頃の友情を取り戻そうと奮闘する。初対面の相手には同い年でも敬語で接しがち。
バンド自体は4人で幼いころからやっている。また、そのバンドでミクの曲を演奏したり、普段からミクの曲を聴いたりするなど、ミクとは昔から接点があった。大好物は焼きそばパン。
天馬咲希(cv.磯部花凛)
一歌の幼馴染。Leo/needではキーボード担当。ギャルっぽい見た目で、人懐っこく明るい性格の少女。幼いころから体が弱く、病名は不明だが入退院を繰り返していた。そのため、『高校生らしいこと』に強い憧れを持っている。
高校に復学したときには既に一歌達はお互いに距離ができてしまっており、そのことに驚いていた。一つ上の兄がおり、彼のことを慕っている。
日野森志歩(cv.中島由貴)
一歌の幼馴染。Leo/needのベーシスト。他人と必要以上に馴れ合わず、1人でいることを好む性格。その一方で一歌達とは仲良くしてきたが、周囲の目を気にするあまりに彼女達とも距離をとるようになってしまう。
幼いころから始めたベースを今でも熱心に続けており、ライブハウスでバンドマンをやっている。一つ上の姉がいる。しかし、学校では話しかけられるのを嫌がっている。
望月穂波(cv.上田麗奈)
一歌の幼馴染。Leo/needではドラム担当。誰にでも優しく接する性格で、周囲の人の愚痴を聞いてやることも少なくない。その態度を心無いクラスメイトから誤解されてしまう。だが、その優しい性格のためか、他のユニットのキャラとの交流もプロセカダントツで多いことにも定評がある。
アップルパイが大好物。私服姿は人妻っぽい雰囲気が出る。また、家事の代行という珍しいアルバイトもしている。
教室のセカイのミク
ミクがLeo/needに出張してきたときの姿。通称レオニミク。一歌達よりも少し上くらいの女の子のように振る舞い、一歌達を導く。
②セカイの情景
一歌達の想いから生まれたセカイ。劇中では『教室のセカイ』と呼ばれる。どこかの学校の教室に見えるが、懐かしげな雰囲気がある。
③楽曲
カバー曲では、ロキ(みきとP)、ヒバナ-reloded(DECO*27)、アスノヨゾラ哨戒班(蜜柑星P)など、バンドソングや甘酸っぱい青春を感じさせる曲が多い。
書き下ろし楽曲の一つneedle(DECO*27)は、彼女達の友情をクールに歌ったバンドソングとなっている。
MORE MORE JUMP!
1人のアイドルを目指す少女とアイドルを辞めた3人の少女からなる異色アイドルユニット。略称は『モモジャン』、『モアジャン』。プロセカでは唯一のアイドルをモチーフにしたグループ。
ストーリーは、アイドルの負の面にも触れつつもアイドルを目指す花里みのりが成長していく姿と、元アイドル3人がアイドルとしての自覚と誇りを取り戻していく姿を通して『アイドルの底力、素晴らしい』と謳う内容となっている。
余談だが、キャストの4人中3人は何かしらの作品でアイドルの役を演じていたことがある。
花里みのり(cv.小倉唯)
モモジャンの主人公格。小さい頃から運が悪く、何かと酷い目に遭ってきた。そんなときに憧れのアイドルである桐谷遥の言葉に感銘を受け、彼女のようなアイドルを目指している。
オーディションは落選続きだが、ちょっとのことではへこたれない意志の強さと根性を持つ。アイドルソング意外にも、ミクの曲も普段から聴く。筆者的にプロセカのキャラの中で主人公属性が強い人物。
桐谷遥(cv.吉岡茉祐)
人気アイドルグループASRUNの元メンバー。可愛らしい顔立ちながら、落ち着きのある雰囲気と気品が溢れるクールビューティー。みのりの憧れの存在で、アイドル活動は割と小さい頃からやっていた。
グループの中でもカリスマ的な人気を誇っていたが、ある理由からグループを引退してしまった。本人は『普通の学生生活がしたかった』と言っているが、実際の事情はもっと複雑。
ペンギンの雑貨を集めるのが好き。
桃井愛莉(cv.降幡愛)
人気アイドルグループQTの元メンバー。自信家で強引な面もあるものの、アイドル活動に対しては誰にも負けない情熱を持っていた。
芸能界にいた頃はバラエティの仕事が多く、一般層からはアイドルではなくバラエティ芸人と思われている節が強かった。そのことから『アイドルとしての自分』には需要がなかったと思い、アイドルを引退した。本人は自分のことを『顔が普通』などと言っていたが、決してそんなことはない。
日野森雫(cv.本泉莉奈)
人気アイドルグループCheerful*Daysのメンバー。愛莉とは研究生時代の同期。おっとりしていて天然っぽいお姉さん。背も高い。ただし方向音痴気味なところもある。
ルックスで人の目を惹く才能があるが、本人はそれにあぐらをかかずに努力している。しかしCheerful*Daysの他のメンバーからは『見た目で贔屓されている』と妬まれており、チームの人間関係は上手くいっていない。のちにCheerful*Daysを脱退する。Leo/needの日野森志歩の姉で、妹のことがとても大好き。
ステージのセカイのミク
ミクが MORE MORE JUMP!に出張してきたときの姿。通称モモジャンミク。セカイのステージでリンと共にアイドル活動をしており、ライブを度々開いている。
②セカイの情景
みのり達の想いから生まれたセカイ。一つのステージがあり、観客席は常にサイリウムの光で溢れかえっている。劇中の呼称は『ステージのセカイ』。
③楽曲
カバー曲ではハッピーシンセサイザ(Easypop)、メルティランドナイトメア(はるまきごはん)など、アイドルソングと調和しやすい楽曲や、恋愛裁判(40mP)などのラブソングを多く担当している。
書き下ろし楽曲の一つであるアイドル新鋭隊(Mitchie M)はわかりやすいアイドルソング。一部のプレーヤーではこの曲を男性キャラに踊らせることが流行っており、ネタ方面での人気が強い。
Vivid BAD SQUAD
とある街で開かれた伝説のイベント『RAD WEEKEND』を超えるために集まった実力派ユニット。略称は『ビビバス』、『VBS』。ジャンル・題材はストリートミュージック。ユニット名にある『BAD』は決して『悪い』という意味ではなく、アメリカのスラングでいうところの『カッコいい』という意味であると思われる。中々にオシャレである。筆者的にプロセカのオサレ枠。
ストーリーは、各メンバーの信念にフォーカスした内容。物語が進むごとに視点となるキャラが変化していくため、群像劇のテイストが強く、全員が主人公といえる作風となっている。筆者の推しユニット。
①メンバー
小豆沢こはね(cv.秋奈)
内気で自分に自信が持てない性格の少女。あるとき路上で歌っている白石杏と出会い、それ以来彼女の元へ通うようになる。音楽は初心者で『RAD WEEKEND』のことも知らなかったが、歌唱力に秀でた才能があり、杏の相棒に選ばれる。
ストーリーが進むにつれて自身の覚悟を問われることになるが、『杏と一緒に歌いたい』という気持ちを胸に覚醒していく。ストーリー後半の成長描写は必見。
白石杏(cv.鷲見友美ジェナ)
『RAD WEEKEND』の中心になってイベントを盛り上げていたミュージシャンを父に持つ。中学生の頃にそのイベントを見て以来、それよりもすごいイベントをやりたいと志す。父が経営するカフェの手伝いもやっている。学校では風紀委員を務める。
性格はサバサバしていてクール寄りの熱血といったところ。とてもフレンドリーで人当たりの良い人物で、周囲の人とは仲良くしている他、初めて会った人とも打ち解けやすい。筆者の推し。
東雲彰人(cv.今井文也)
杏と同様に中学生の頃に『RAD WEEKEND』を見て感銘を受け、それ以来そのイベントを超えようと思う。青柳冬弥とBAD DOGSというチームを組んでいる。
人当たりが良い優男のように振る舞うがストイックすぎる性格なため、他人にも自分にも厳しい態度を取りがち。一方で相棒の冬弥のことを大切にしていたり、姉の買い物に文句を言いながらも付き合ってやったりするなどの細かい気遣いもできるツンデレ。テスト勉強はヤマを張るタイプ。
青柳冬弥(cv.伊東健人)
彰人の相棒。彰人とは対照的に穏やかで物静かな人物で、彼の行動を諌めるシーンも多い。冗談を真に受けやすく、ピュアな一面もある。
実家は父が有名な音楽家であるクラシックの名家であり、兄達とともに幼い頃から英才教育を受けてきたため音楽センスは高い。しかし、クラシックの道では兄達のようにはなれず、それでも厳しい指導を強行する父に反発する。そんな境遇から、物語が進むにつれて彰人、杏、そしてこはねに引け目を感じる気持ちが強くなっていく… メインストーリー終盤の彰人とのやりとりは必見。
ストリートのセカイのミク
ミクがVivid BAD SQUADに出張してきたときの姿。通称ビビバスミク。MEIKOのカフェの常連客。ビビバスメンバー達よりも少し年上の少女っぽい接し方をする。
②セカイの情景
杏達の想いから生まれたセカイ。劇中での呼称は『ストリートのセカイ』。杏達が住んでいる街に良く似た雰囲気を持つ。カフェもあり、そこにバーチャルシンガー達が集まっている。
③楽曲
カバー曲では、ECHO(Crusher.P)、夜咄ディセイブ(じん)、drop pop candy(ギガれをる)などのヒップホップ調の曲やクラブミュージックを担当している。
書き下ろし楽曲の一つであるready steady(Giga)はオサレなヒップホップとなっている。
ワンダーランズ×ショウタイム
ミュージカルを題材にしたユニット。略称は『ワンダショ』、『ダショ』。遊園地でショーを開いて活動している。
突き抜けた性格キャラが揃っており、彼らの掛け合いが充実しているためストーリーの作風はコメディタッチ。ただしシリアスもあるぞ。コメディとシリアスのバランスが良く、盛り上がるところは普通に盛り上がり、燃えるところは素直に燃えるため、筆者的に彼らのストーリーは是非おすすめしたい。
①メンバー
天馬司(cv.廣瀬大介)
ワンダショの座長で愛すべきショーバカ。Leo/needの天馬咲希の兄。幼い頃に妹と見たショーに衝撃を受け、自分もそのような舞台をやりたいと志す。常に『オレはスターになる』と豪語し、調子に乗りやすい自意識過剰な性格だが、目上の人間には礼儀正しく振る舞うなどの常識も弁えており、ショーでは自ら脚本を書いたりするなど、その熱意も口先だけではない。座長でありながらも他のメンバーに振り回されることの方が多く、チーム内ではツッコミに回ることが多い。
妹・咲希のことは昔から大切にしており、彼がスターに拘る理由の一つに妹の存在が関係している。筆者的に主人公属性強めのキャラその2。
鳳えむ(cv.木野日菜)
いつもテンションが高く、天真爛漫な性格の少女。学校の先輩からは寒くても平気そうと思われている。オノマトペで他人と会話をする場面も見られる。高いところから上手に着地できるなど、身体能力も非常に高い。
遊園地で、祖父から受け継いだステージを満員にするべく、一緒にショーをしてくれる仲間を探している。
良いことがあると『わんだほい』と言うのが口癖。この台詞は座長の司も好んで使うようになり、やがてワンダショの合言葉、決め台詞として定着する。
神代類(cv.土岐隼一)
ワンダショの演出担当。ただし役者もやる。機械いじりが好きで、ドローンなどのマシンを自作できる他、舞台用にプラズマを発生させる装置まで幅広く作ることができる天才。もはや高校生の趣味のレベルを超えている。セカイに住んでいるしゃべるぬいぐるみを現実世界に持ち帰って中身を調べたがるなど、マッドサイエンティスト的な一面もある。野菜が大の嫌い。
遊園地にたまに現れては、自分が作ったマシンを使ってショーを開いている。自分の考えたトンデモ演出に死なない範囲で応えてくれる司には信頼を置いている。書き下ろし楽曲『セカイはまだ始まってすらいない』のMVにおける投げキッスは必見。
草薙寧々(cv.machico)
類の幼馴染。歌唱力に長けているワンダショの歌姫。しかし、引っ込み思案で人見知りな性格。舞台ではネネロボという類が作った遠隔操作型のロボットを使ってパフォーマンスをすることも多い。
変人揃いなワンダショだが、彼女だけは常識人。そのためかメンバーの中ではツッコミに回ることが多い。毒舌な一面もあり、特に司の発言に対するコメントなどはかなり辛辣。
ワンダーランドのセカイのミク
ミクがワンダショに出張してきたときの姿。通称ワンダーミク、ワンダショミクまたはダショミク。セカイのステージでKAITOと一緒にショーを開いている。えむ以上にテンションが高い性格。筆者が1番好きなミクの姿。
②セカイの情景
司の想いから生まれた場所。劇中での呼称は『ワンダーランドのセカイ』。デ⚪︎ズニーランドのようなテーマパークを思わせる作りになっている。ショーが行えるステージもあり、ミク達がそこを使っている。
③楽曲
カバー曲はブリキノダンス(日向電工)、ミラクルペイント(OSTER project)などのテンションが高めかつミュージカルともマッチしやすい(?)楽曲や、チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!(くらげP)などの電波ソングを多く担当している。
書き下ろし楽曲の一つ、セカイはまだ始まってすらいない(ピノキオP)は、楽しげなメロディが特徴で、まさに『聴く遊園地』といえる。
25時、ナイトコードで。
夜中の25時に『ナイトコード』というボイスチャットツールで集まって活動している謎の音楽サークル。略称は『25時』から取って『ニーゴ』と呼ばれることが多い。ジャンル、題材はアンダーグラウンド。俗にいうアングラというやつ。ボーカロイド曲自体がアングラの巣窟であることもあって、ある意味ボカロを題材にしたソシャゲならではのユニット。
メンバーは全員、人には言えない悩みやトラウマを抱えている。ストーリーの作風は全体的にダークな雰囲気があり、時折サイコホラーを思わせるような展開もあるため、他のユニットストーリーよりもシリアス要素が強い。
余談だが、メンバーの宵崎奏役に楠木ともりさん、暁山瑞希役に佐藤日向さんがおり、4人中2人が「ラブライブ!」シリーズに出ていた声優となっている。
①メンバー
宵崎奏(cv.楠木ともり)
ニーゴの作曲および作品管理担当。ナイトコードのハンドルネームは『K』。学校は通信制で、音楽ショップに行くとき以外は滅多に外出しない出不精。家事代行の望月穂波が来てくれるときを除き、食事はカップ麺で済ませている。明らかに体が鈍っていそうな生活をしているが、MVでは歌はもちろん、ダンスも披露する。
父も作曲をしていたが、奏が作る曲を聴く度に父は作曲へのモチベーションが削がれていった。そのことで奏自身は父を傷つけてしまったと考えており、以来『誰かを救える曲を作る』ことに固執している。
朝比奈まふゆ(cv.田辺留依)
ニーゴの作詞担当。ナイトコードでのハンドルネームは『雪』。作曲スキルもある。
ニーゴのメンバーの中ではちゃんと学校に通っている。成績優秀、文武両道な優等生。それだけでなく、誰にでも優しく接することができるため、友人も多く、誰からも頼りにされている。そんなことから、親からも将来を期待されている。
しかし、周囲が求める『いい子』でいようとするあまり、自身の本当の気持ちがわからなくなってしまった。
東雲絵名(cv.鈴木みのり)
ニーゴのイラスト担当。ただし歌もダンスもやる。ナイトコードでのハンドルネームは『えななん』。高校は夜間通学。承認欲求が強く、SNSに依存気味なため、自撮りや食べ物の写真など、バズる手段を今日も模索している。しかし、肝心の絵の投稿は伸び悩んでいる。
父は天才と称される画家であり、彼からは絵の才能がないと言われている。そのため、会うのも嫌なくらいコンプレックスを抱いている。
ビビバスの彰人の姉であり、彼をよく買い物の荷物持ちに付き合わせている。筆者的にプロセカのキャラの中で1番現実にいそうな人物。
暁山瑞希(cv.佐藤日向)
編集技術に優れるニーゴのMV作成担当。ただし歌もダンスもやる。ナイトコードでのハンドルネームは『Amia』。一人称は『ボク』で性別は不明。
カワイイものへのこだわりが強く、デパートでよくカワイイ服を探している。セカイに訪れたときは『異世界転生ものの冒頭みたい』と口にするなどアニメ関係の知識もある模様。
学校は不登校気味であり、周囲の人に『近づかないとどっちかわからない』と言われることに嫌気がさしている。基本は明るい性格だが、そんな境遇から少し人間不信な所がある。
何もないセカイのミク
ミクがニーゴに出張してきたときの姿。通称ニーゴミク。一目見ただけではミクとはわかりづらい。セカイの情景そのもののように機械的かつ無機質な性格。
②セカイの情景
壊れた鉄柱やらが散らばっていて何もない光景が無限に広がっている。劇中での呼称は『誰もいないセカイ』。誰の想いから生まれたかはわからない。
おそらくモチーフは工事現場。これが何を表しているかというと…
③楽曲
カバー曲では、シャルル(バルーン)、命に嫌われている(カンザキイオリ)、ハロ/ハワユ(ナノウ)など、死生観を題材にした曲や退廃的な作風の曲を多く担当する。
書き下ろし楽曲の一つ、悔やむと書いてミライ(まふまふ)は、ニーゴのメンバー達の胸の内にあるどうしようもない心の叫びや悲しみを強く歌っている。
余談になるが、これらような退廃的な曲がかえって癒しになっていた経験はないだろうか。筆者には一時期あった。
終わりに
今回はプロジェクトセカイのユニットの紹介をしました。
プロセカはリズムゲームとして高みを目指すのも良し、ノベルゲームとしてキャラ同士の掛け合いを楽しむも良しと、さまざまな楽しみ方ができるゲームです。ちなみに、メインストーリーの他にも、随時更新されるイベントストーリーで各ユニットメンバーの活躍を見続けることができます。是非プレイしてみてください。
それでは、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。