澄田さんは綴りたい®︎

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令和コソコソ噂話 「鬼滅の刃」風の道しるべ

初めまして。初めてではない方はお久しぶりです。澄田兼鈞と申します。

 

 

今回は、「鬼滅の刃」外伝小説シリーズ第三弾、「風の道しるべ」を紹介したいと思います。

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前回と前々回では、小説シリーズの第一弾、第二弾を紹介しました。

令和コソコソ噂話 「鬼滅の刃」しあわせの花 - 澄田さんは綴りたい®︎

 

令和コソコソ噂話 「鬼滅の刃」片羽の蝶 - 澄田さんは綴りたい®︎

 

今回の巻は、風柱・不死川実弥の過去編が目玉の巻となっております。それ以外の話も面白いです。今回も小説の話を広めるべく、重大なネタバレは避けつつ本編の時系列と照らし合わせて話の紹介をしたいと思います。

それでは、早速紹介に移ります。

 

目次

 

鬼滅の刃」風の道しるべとは

鬼滅の刃」外伝小説シリーズの第三弾。原作・監修は吾峠呼世晴、著者は矢島綾。風柱・不死川実弥の過去を描いた長編・風の道しるべの他に、キメツ学園を含む4話を収録。

 

1.風の道しるべ

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①あらすじ

鬼になって家族を襲った母を殺してから日輪刀や鬼殺隊の存在も知らずに単独で鬼狩りを続けていた不死川実弥。そんな中で鬼殺隊の粂野匡近に助けられ、育手を紹介されて選抜をくぐり抜けた後に彼と共に鬼殺隊としての活動を始める。何かとお節介な匡近を実弥は鬱陶しいと思いながらも、2人は互いに助け合い、友情を深めていった。

ある任務にて、実弥と匡近は十二鬼月・下弦の壱に遭遇し、その戦場にて恐ろしい光景を目にする。

 

②時系列

コミックス19巻の実弥の回想からこの話に繋がる。

 

③感想

風柱・不死川実弥の過去のお話です。鬼滅の刃」の小説シリーズでは初めて戦闘シーンが出てくる話でもあります。ここで登場する下弦の壱は、無限列車編で炭治郎達を苦しめた魘夢とは別人です(やっぱり下弦の鬼は入れ替わりが激しいな)。 

粂野匡近は原作にも実弥の回想で登場しますが、詳しい人物像はここで触れられます。あらすじにも書いた通り、かなりお節介な人物ですが、柱になる前の実弥に『お前には自分の幸せを諦めて欲しくない』という言葉をかけるなど、本気で彼のことを気にかけています。彼自身も『モテたい』など、その年の男性らしい願望があります。

ここで実弥の話に戻ります。彼はただ1人生き残った肉親である玄弥にだけは自分の様な死と隣り合わせの苦しい道を歩んで欲しくないがために彼を突き放していました。そうすることしかできない自分を悔いてはいましたが、自分は匡近の様にはできないと悟ってもいました。肉親と共に戦う道を選んだ主人公の炭治郎とは対照的な長男ですが、家族を失い、新たな生きる場所で出会った仲間も失いながらも前へ進んでいく様はどこか通じるものがあると思います。

 

2.鋼鐡塚蛍のお見合い

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①あらすじ

誰よりも刀を愛し、刀に愛され(?)、鬼殺の剣士の日輪刀の鍛冶屋を請け負う男、鋼鐡塚蛍。しかし、彼は刀を大切にするあまり刀の扱いにやたら厳しく、剣士とのコミュニケーションに難を抱え、炭治郎を除いて担当を外されることが多かった。同僚の刀鍛冶である鉄穴森は、『彼も所帯を持てば彼も落ち着くだろう』と考え、里長に鋼鐡塚のお見合いを提案する。ちなみにお見合いの相手は里長の好みによる選出からか、とても美人である。

 

②時系列

十二鬼月上弦の肆と伍による刀鍛冶の里襲撃事件の後(コミックス15巻の時空)

 

③感想

あの鋼鐡塚さんがお見合い……?何歳ですかと聞かれるくらいに怒りんぼの鋼鐡塚さんが…。というのがまず率直な感想。ただし、彼も仮面の下は意外とイケメンなので、黙っていれば意外とモテそうだとは思います。黙っていればの話ですが。ちなみにお見合い自体は劇中では結構いい感じに進行しておりました。とはいえかなり緊張のご様子でした。

あまり細かく言うとネタバレになってしまうので詳しくは触れませんが、話の終盤で鋼鐡塚がお見合い相手の女性に言ったことは、刀鍛冶としての誇り、刀への愛、それから、刀を使って誰かのために戦う炭治郎達への素朴な気遣いを感じました。上弦の伍の妨害に遭っても刀の研磨をやめない姿勢は伊達ではないなと思いました。

 

3.花と獣

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①あらすじ

禰豆子がついに太陽光を克服した。伊之助は彼女に親分呼ばわりされたいがために必死に言葉を覚えさせようとしていた。そんな中で、蝶屋敷で負傷した隊士の世話をするメンバーの1人・きよの髪飾りがカラスに取られてしまう。伊之助は気にするなと流そうとするが、カナヲからあの髪飾りは亡き姉・カナエからもらった大切なものだと聞き、彼女と共に髪飾りを探しに行くことにした。

 

②時系列

十二鬼月上弦の肆と伍による刀鍛冶の里襲撃事件の後、柱稽古の前(コミックス15巻の時空)

 

③感想

カナヲと伊之助の話です。かつては自分で考えて物事を決められず、銅貨の裏表で行動を決めていたカナヲも、本当の意味で自分で考えて行動できるように、自ら大切な人や仲間のために行動できるようになったなと成長を感じます。伊之助も原作で炭治郎や善逸に諭される度に何かと口答えしてはいるものの、物に対する価値観や他人に対する思いやりは確実に成長しています。

そんな感じに誰かのために自ら動けるようになったカナヲと伊之助だからこそ、原作終盤における上弦の弐・童磨との戦いで勝てたのかな、とも思います。童磨は自分にも他人にも関心が薄く冷淡な性格で、思いやりとは程遠い人物ですからね。だからこそ、カナヲと対峙するボスキャラとして相応しかったと思います。

 

4.明日の約束

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①あらすじ

上弦の肆と伍の戦いの後、霞柱・時透無一郎はかつて自分の刀を作ってくれていた鍛治職人・鉄井戸の墓参りに刀鍛冶の里へ出かける。刀鍛冶の里の人々は鬼の再襲撃を警戒してすでに予め用意していた空里への移動を開始していた。そんな中で無一郎は、里で自分が助けた少年・小鉄と再会し、彼とある約束を結んだ。

 

②時系列

十二鬼月上弦の肆と伍による刀鍛冶の里襲撃事件後の柱合会議の後(コミックス15巻の時空)

 

③感想

鬼滅の刃」における自分のお気に入りのキャラクター、時透無一郎が主役の短編です。記憶を失っているときはただ鬼を倒すことにしか興味のなかった無一郎ですが、記憶を取り戻してからは本来の優しい人柄が現れました。そのおかげで、小鉄とも『僕らは友達だ』と本作で言えるくらいに仲良くなれました。小鉄も、今は鍛治職人の子供としては未熟ですが、これからの成長に里長も周囲の人も、無一郎も期待しています。

無一郎の方も、小鉄同様にこれからが楽しみなメンバーでした。それだけに、せっかく記憶を取り戻した後での上弦の壱・黒死牟との戦いはとても悔やまれます。

 

5.中高一貫!キメツ学園物語 〜ミッドナイト・パレード〜

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①あらすじ

キメツ学園に新任の教師・胡蝶カナエがやってきた。美術教師の宇髄天元やその他の教師は、彼女の歓迎会を開き、みんなで楽しそうに飲んだり食ったりしていた。飲み会の席で、宇髄は学園の都市伝説の妖怪の話を耳にする。まず一つ目は、壺から出てきては生徒たちにマウンティングを繰り返す妖怪、二つ目は泣きながら床を這いずり回る老人とのこと。特に大した物じゃないだろうと流そうとする宇髄だったが、とにかく生徒達に安全な学校生活を送ってもらいたい一心の社会科教師・煉獄杏寿郎はそれを黙っていない。仕方なく宇髄は、煉獄、カナエ、体育教師・冨岡義勇と共にその妖怪を倒しに行くことにした。

 

②時系列

不明。

 

③感想

小説のキメツ学園シリーズ第3弾です。壺から出てくる妖怪と泣きながら床を這いずり回る老人はどう見ても上弦の伍・玉壺とコラ画像で有名な)上弦の肆・半天狗ですね。今回の巻では刀鍛冶の里の戦いの後の時系列の話が多かったので、そこで活躍した彼らが今回の収録分のキメツ学園に登場するのも何かの縁でしょうか。キメツ学園における他の上弦のメンバーでは、全巻「片羽の蝶」に収録された話で上弦の陸・妓夫太郎・堕姫兄妹が登場しています。そのときの彼らはキメツ学園の一生徒という役割でした。

今回のお話では、『カナエ姉さん、そんなこともできたんですか?!』となりました。あくまで学園パロ時空の中でですが。

 

あとがき

今回は「鬼滅の刃」外伝小説シリーズ第3弾、「風の道しるべ」の紹介をさせていただきました。実弥のことをまたさらに見直すことができる一冊でした。

そういえば、無限列車編の主題歌も公開されましたね。LiSAさんの新曲なので、そこも含めて映画を楽しみにしています。また、無限列車編の感想も当ブログで書く機会があればいいなと思っております。

 

それでは、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!